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 よくある質問・誤解
 
TCHは、新しい概念であり、歯科医療関係者でも知らなかったり、誤解していることが多いようです。
よくある質問や、誤解について解説します。
 
 ① 歯は咬んでいるのが普通ではないのですか?
咀嚼・嚥下・会話時以外は、歯と歯は僅かに離れています。
これを専門用語では
安静位空隙と呼びます。

1日で、歯と歯が接触しているのは、約20分以下と報告されています。
 
 ② TCHとブラキシズムは違うのですか?
TCHは、ブラキシズムの1種類です。
覚醒時に起こる歯と歯の接触で、自覚できません。
 
 ③ TCHはクイシバリと違うのですか?
最大咬合力の70~80%ぐらいの強い力で咬むと咬んでいると自覚します。
気が付いたら喰いしばっていると自覚できるのは、この状態です。

通常は、自覚したらクイシバリを止めます。
また、筋肉も疲労しますので、長時間持続することはありません。

ところが、自覚するまでにも、歯と歯が接触していることがあります。
この自覚できない歯と歯の接触を
TCHと呼びます。

弱い力でも、長時間作用すると、顎関節や口腔内に問題を起こす要因となります。
 ④ 普段は、歯と歯が離れていますが・・・
リラックスしている時には、安静位空隙がある人でも、何かに集中しているような時にTCHが起こっている可能性があります。

特に、パソコン・スマホ・ゲームなどモニター作業時に多いようです。
他にも、料理・手芸や模型製作等の趣味・車の運転・読書・スポーツ・洗髪など
黙って集中する作業の時に起こりやすいようです。
 
 ⑤ TCHがあると必ず問題が起こりますか?
問題が起こる要因は多数考えられ、TCH その一つです。
今は問題が無くても、加齢などで衰えてくると、問題が表面化するかもしれません。

予防的な力のコントロールとして、TCH
是正は意義があると思います。
特別な装置や処置を必要としないTCH
是正を試みて損はありません。
 
  ⑥ ずっと咬まないを意識するのですか?
ずっと意識する必要はありません。
むしろ、意識しないことをお勧めします。
認知行動療法を応用したリマインダー法(TCHをしているか確認する合図を設定する方法)が有効です。

 

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